キャッスルヴァニアLoS宿命の魔鏡 クリア

ドラキュラの3Dゲームは
期待を裏切らない!

ドラキュラの3Dゲーム=クソゲー

相変わらずこの定義が成り立つ出来でした。

このキャッスルヴァニアLoSシリーズは2010年から発売されていて
海外製の新生ドラキュラという形になっています。
そして今作の宿命の魔鏡は今年3月に発売された3DS版が元で
それをHDリマスターにして配信・販売されました。

で、どこがダメだったかと言うとストーリー、アクション、システム。
まぁ、言ってしまえば全部ですが。

LoSシリーズ自体が今までのドラキュラシリーズと全く違う構成になっていて
魔鏡ではベルモンド一族が出ることは出ますが純ドラキュラは全く出ません。
と言うのも今作のドラキュラは闇の王の力を手に入れ吸血鬼の血を飲んだガブリエルベルモンド。
ガブリエルを退治に向かったのが息子のトレバーベルモンド、日本だとラルフになります。
そのトレバーもガブリエルが吸血鬼化させアルカードとして復活。
さらにトレバーの息子、シモンベルモンドがガブリエル討伐に向かう所から本編。

旧作月下ではアルカードはドラキュラと人間のリサのハーフと言う設定ですが
元々人間同士の結婚だったのでドラキュラの妻がマリーになってたり
アルカードとシモンが親子関係とかシリーズファンからしたらなんじゃそりゃと言う内容。
悪魔城伝説では元人間だったけど父ドラキュラから強制儀式でなったという設定があるので
それを採用してるのかもしれませんが。

アクション
ベルモンド家なのでムチを使いますが、アルカードも元ベルモンドなのでムチ。
世代を超えてラルフ→アルカード→トレバー(ドラキュラ化前)でゲームが進行しますが
キャラのレベルや覚えたスキルはそのまま継承するのでかなり矛盾した成長。
魔物の血で手に入れた力が人間の頃でも使えたり。

高所から落ちるとダメージ、即死
城の高さだと大体3Fぐらいから落ちると大ダメージ~即死になります。
探索型で落下即死があるからまぁ、探索がしづらいこと。
それ以外にもトゲや電流など即死トラップがあるので死因の9割はトラップ系即死。

敵が少ない、硬い
通路でちょっと広くなったところに2匹程度湧いて倒したら次が湧くみたいな戦闘。
しかもあの最弱の敵ゾンビですら3発は攻撃しないと死なない硬さ。
敵は回避やガード行動を取ったりこちらがガード不可攻撃をしてきたり。
旧作のようにバシーンバシーンと戦って倒すのではなく1匹ずつアドベンチャー的な倒し方。
なのでちょっとテンポは悪いですね。

モーションが不自然
歩き、壁捕まりなどモーションがどう見てもおかしいのが結構あります。
壁も明らかに距離が届いて無いけど謎のスライド移動で壁に捕まってたり。
被ダメモーションも空中で食らうとダウンになりさらに無敵時間が0.5秒ほどと短いので
連続攻撃はそのまま食らうことが多いですね。特にボス戦。
それと3Dモデリングだからモーション同士を繋ぐのでどうしてもモッサリ感があります。

システム
先に挙げた3キャラ分の共通レベルとスキルの矛盾があります。
探索型という形だけどそんなに探索範囲が無く、基本的にストーリーに進む道以外は進めない。
キーアイテムや装備を拾うと進める道が増えるけど基本的に体力、魔力、アイテム回数か
収集品の巻物、モンスターカードしかないので道中分を拾うだけでもクリアできます。

セーブシステム
オートセーブでマップ移動かアイテム入手ポイント、開発指定の死にポイントぐらいしかありません。
なので場所によってはマップ中盤まで進めてうっかり死んでマップ最初に戻されることもあります。
探索型でオートセーブってどう言う神経。

とにかくこのぐらい不満点が出てくる内容でした。コレジャナイドラキュラ。
FC版と探索型ドラキュラの悪い所だけで作った創作型ドラキュラみたいな。
これの3DS版を買った人はどんな思いだったんでしょうねぇ、某クロスレビュー31点シルバーだし。
クリスマスまたいでこんなクソゲーをクリアするとはおもわなんだ。

ヴァンダルハーツやロケットナイトの時もそうだったけどコナミの旧作リメイクは
いつも安い海外デベロッパに丸投げで安易な3D化クソゲーになってますね。

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