安かろう悪かろう
アマゾンで販売されている5000円以下のドライブレコーダー。
基本的に定価1万円超えから割引で3000円台まで落ちてる物が結構あり
そういう商品の闇を暴いていこうと言う動画配信者的な内容です。
まぁ、タイムセールで買った奴が値段相応の広告詐欺だったということです。
今回購入したのは前後カメラがあり、前方は小型液晶付き。
性能は画角前方170度、後方120度、解像度1296P(2340*1296)。
HDR/WDR機能で昼夜問わず綺麗に映像記録。という紹介。
まず解像度に関してですが、こんな感じでした。
映像は4つのサイズから選べますが、前のみだと1080Pまでしか対応しておらず
後方併用だと前方カメラは720Pまでしか撮影できませんでした。
後方カメラは640*480で固定。
設定値 前方解像度 後方併用時の前方
VGA(640*480) VGA VGA
720P(1280*720) 720P 720P
1080P(1920*1080) 1080P 720P
1296P(2340*1296) 1080P 720P
この1296Pというのはミラー型でよく使われている解像度。
そのOSをそのまま使っているのかハード側の最大までしか対応していません。
さらにハード側が前後合わせて横サイズ1920になるようなシステムの可能性。
ちなみに縦サイズは704や1072など若干寸足らずで記録されることがあります。
次に写真撮影機能の方、多分、他のドラレコでも使わない機能だけど一応。
解像度通りには撮影できますが、5M以上になるとファイル破損が発生します。
原因はシステムのファイル記録機能の上限が512KBのため。
設定値 撮影解像度
VGA(640*480) VGA
1.3M(1280*960) 1280*720
2M(1920*1080) 2M
3M(2048*1536) 3M
5M(2592*1944) 5M(ファイル破損)
8M(3264*2448) 8M(ファイル破損)
10M(3648*2736) 10M(ファイル破損)
1.3Mは4:3ではなく16:9になっていました。
機能のうちの1つ、手ぶれ補正は多分効いてないと思われ。
その他の機能で検証した物。
Gセンサー – 作動しました。
動体検知 – 作動しました。
画角 – 前方は両ピラーが画角に入らないため100度以下。恐らく70度前後。
画質 – 前方は3m以内ならかろうじてナンバーが見える。後方はほぼ不可。
という感じになりました。
まぁ、3000円で前後カメラと小型液晶が付いたドラレコ風トイカメラなら値段相応です。
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ここからは好みにもよりますが、じゃあどのドラレコがいいのかというお話。
保証や品質なら国内メーカでコムテックやユピテル、NEO TOKYOなんかもあります。
ただ、お値段は結構張るので中華製でも最低限の画質や画角が欲しいとなると
公式サイトやファームウェアが配信されているメーカになりますね。
Changer、JADO、AZDOME、PORMIDO(高め)、70mai(高め)とかかな。
個人的にはAI搭載やGPS内蔵などで70maiが気になる所。
中華製はスペック詐欺が多いので画角やセンサーを売りにしてるのは注意です。
ちなみに70maiはXiaomiの関連会社のようです。
種類。
基本的にフロントガラスにくっ付けるタイプとミラー型の2種。
高い物になると天球カメラやカメラが回る360度型などもあります。
ガラスにつけるタイプは小さいので邪魔にならない、カメラのみだとさらに小さいなど。
ミラー型は映像が確認しやすい、操作性が良い、ミラーが大きく見やすいという利点。
逆にミラーが大きすぎるがゆえにサンバイザーの出し入れで接触する欠点も。
ミラー型は昔、台形タイプに不具合が出やすかったので長方形タイプがいいかな。
一長一短なので好きな方をという感じですねぇ。
注意点。
ドラレコ付属のSDカードは試供品レベルなので使わず破棄。
別途有名メーカのSDカードを購入必須です。
ドラレコ起動時にSDカードを読み込みますが、不具合があるとドラレコが起動しないことも。
ドラレコのハードやOSが古いと読込最大容量が32GBなどもあるので購入前に確認を。
給電は必ず付属のシガーソケットから直で電源コードが出ている物を使用。
USB給電タイプのシガーソケットから市販のUSBケーブルだと電力不足等で動かなくなります。