EDF！EDF！

お馴染み地球防衛軍シリーズの外伝にあたる作品。
ゲームの特徴としてグラフィックがボクセルアートになり
某マイクラのような見た目になっています。
それと地球防衛軍の売りである武器やアーマー回収が変更。
ストーリーは全地球防衛軍シリーズのキャラが登場します。
あの丸の塊だったヘクトルですらこんなカクカク。

キャラと武器システム。
マップにはブラザー、シスターと呼ばれるEDF隊員が倒れていて
救助してクリアするとその隊員が仲間になり
所持装備を獲得して他キャラでも使用可能になります。
同じ隊員を獲得することでレベルが上がり、使用可能武器種が増えます。
ARしか使えない歩兵がレベルが上がるとロケランや狙撃が使えるなど。

それぞれの隊員には必殺スキルがあり、敵撃破等で溜まると発射。

ウィングダイバーはプラズマミサイル数発を発射するガイストXI。
なお頭上に物があると自爆する。

アーマーに関しては出撃した隊員のみ、固定係数で上昇します。
タンクなら上昇率は高く、紙装甲のウィング系は低い。

この武器とアーマーのシステムは正直弊害でしたね。
武器は難易度で確定3～5個までしか入手できないので一気に増えない点。
そしてそもそも武器数が少ないので武器更新の楽しみがありません。
1難易度に対して1武器種1～2個しか出ないのでクリアまでほぼ同じ。
アーマーに関しても出撃のみだからわりと早めに育成キャラを決めないと
ミッション後半や高難易度でアーマー低いままになりがち。
登場キャラが186体あるので選ぶのも一苦労ですよ。
まぁネガ的に言えばこの集めにくい武器や隊員システムをやってると
自然とアーマーが増えていくという感じですかね。
要は1プレイの無限稼ぎができないのでシリーズとしてはイマイチ。

ストーリーやプレイ難易度に関して。
今作は過去シリーズ隊員やご当地隊員の絡みなどもあり
意外とちゃんとした流れになっていましたが、カットできない会話が長い。
難易度は4人で出撃して倒れても他の隊員に切り替えて救助することで
再プレイ可能なので結構低め。
注意点としては武器は1人1個しか持ち込めないのでそれぞれに範囲や火力
ロングレンジなどを持たせたり飛行や高速移動キャラが必須なところかな。
なので大体ウィングやペイルが1枠、タンクで1枠などになります。
そういえばEDFお馴染みの地下ステージが1つしかなかったかな。
地下に入れるマップであって完全な地下はありませんでした。
やっぱ地球がバラされたから地下が無いって設定なのかな。

とりあえずノーマルでクリアしてハードを最初からプレイして
ようやくラスボス手前まで来ましたが、武器がノーマル終盤に出た物から
全く更新されず、ただ敵の大群に範囲武器撃って必殺撃つだけ。
他の武器も試そうにも今作は基本的にリロードが長いので
隊員をチェンジして使う仕様ですが、それぞれ隊員に特色があるため
強キャラや移動キャラメインでしか使えないという根本的にダメなシステム。
武器に関しては隊員レベル10になると全武器種使えるのでいいとしても
スキルや基本性能の差があるからやっぱり優劣で決まりますね。
ジャンプが低くて一段しか飛べないとか使い物にならん。

開発に関しては過去にEDFシリーズ外伝のアイアンレインを手掛けたユークス。
本家の様に処理落ちはほとんどありませんが、本家システムを引き継いでるので
高難易度クリアしても低難易度はクリアできなかったり乗り物の操作性悪かったり。
ロードはUE5を使ってるのでかなり早いですね、タイトルも連打で飛ばせます。

24年5月に発売された2作目では1作目の問題点は結構解消されているようで
高難易度クリアで低難易度もクリア、クリア後の通信カット、性能格差など。
逆にUI、UXは改善されなかったり新しい装備システムでも
やはり一部格差が出るなどといった軽い問題点もあるようです。